決済画面が止まったときは、同じ金額を続けて入力する前に、その会計がすでに完了していないかを確かめます。お客様の画面に支払い済みと出ているなら、店舗側の取引履歴とも照合してください。
通信混雑、Wi-Fiの接続不良、決済サービスの障害では対処が異なります。フェスやマルシェでは、会場の電波が戻るまで待つ方法だけに頼らず、使える支払い方法へ切り替える準備をしておきます。
決済が止まったときに確認する順番
表は横にスクロールできます。
| 順番 | 確認・操作 | 避けたいこと |
|---|---|---|
| 1 | 端末の履歴とお客様の支払い画面を確認する | 完了状況が不明なまま再決済する |
| 2 | ほかの端末でも通信できないか、サービス障害の案内がないか確認する | 端末の故障と決めつける |
| 3 | 利用可能な別回線や主催者の業務用Wi-Fiへ切り替える | 接続条件の不明なWi-Fiに依存する |
| 4 | 受付可能な現金・別の決済方法を案内する | 同じエラーを繰り返して列を止める |
| 5 | 復旧後に売上・取消・保留中の取引を照合する | 再開できたことで確認を終える |
通信を再接続する操作は試せますが、機内モードを切り替えても、空いている基地局へ必ず接続できるわけではありません。保留中のオフライン取引がある場合は、ログアウト・アプリ削除・初期化をしないでください。
通信経路のどこが止まっているか
スマホ自体で通信できるのに決済端末だけつながらないなら、テザリングやWi-Fi接続を確認します。スマホも通信できないなら、契約回線の障害・混雑、電波の届き方などを疑います。通信できても決済サービスが停止していれば、回線変更だけでは解決しません。
金属製の車体や什器の近くでつながりにくい場合は、機器を安全に置ける範囲で位置を変えます。直射日光、水濡れ、端末の落下にも気を配ります。
Squareのオフライン決済でできること・できないこと
Squareは、対応する機器と設定でオフラインのカード受付を案内しています。受付データを保存し、通信復旧後に送信する仕組みであり、その場でカードの承認が取れるわけではありません。
表は横にスクロールできます。
| 利用方法 | 確認する条件 |
|---|---|
| 対応ハードウェアでのカード受付 | 国内公式ヘルプが案内するスワイプ決済と機器構成を確認する |
| iPhoneのタッチ決済・Tap to Pay on Android | オフライン決済には使えない |
| 電子マネー・QR決済 | カードのオフライン受付と同じ条件では使えない |
| 通信復旧後の送信 | 24時間以内の再接続を推奨。使用機器の受付・送信期限を確認する |
承認拒否や期限切れによる未回収分は店舗の負担になります。少額なら必ず回収できるという意味でもありません。受付上限は、未回収時に負担できる額から決めます。
設定手順と機器別の制限はSquareのオフライン決済ガイドで確認できます。障害が起きてから初めて使うのではなく、出店前に設定とスタッフの操作を確かめておきます。
オフラインでのカード受付を検討する場合
Squareのオフライン決済には対応機器・支払い方法・送信期限の条件があります。スマホのタッチ決済は対象外です。未回収リスクも確認して選びます。
Square ターミナルにもインターネット接続が必要
Square ターミナルはプリンターとバッテリーを備えた端末ですが、SIM内蔵の携帯回線端末ではありません。通常のオンライン決済にはWi-Fi、または専用ハブを使った有線LAN接続が必要です。
屋外では、利用可能なスマホのテザリングやモバイルルーターなどを別途用意します。プリンター内蔵と携帯回線内蔵は、別の仕様です。端末の形状だけで通信方法を判断しないでください。
次の出店までに用意するもの
予備回線は、主回線と異なる携帯事業者の回線も候補になります。ただし、同じ会場で両方が混雑する可能性は残ります。通信付きタブレットやモバイルルーターを購入しただけで、混雑を避けられるわけではありません。
- 主催者に業務用回線・電源・設置条件を確認する。
- 出店位置で通信と決済を試し、予備回線への切り替えも確認する。
- 充電手段、釣銭、現金受付の案内を用意する。
- 通信障害時の担当者、受付を止める条件、復旧後の照合方法をスタッフで共有する。
出店全体の準備はイベント・マルシェの決済準備、キッチンカーの機器構成は移動販売のPOSレジ・決済端末選びにまとめています。
お客様への案内と復旧後の処理
「通信障害のため、現在は現金でのお支払いをお願いしています」のように、使える方法を先に伝えます。事後振込を受け付ける場合は、店舗で回収方法や個人情報の扱いを決めてから運用します。その場で必ず回収できる現金と、後日の入金を待つ方法を同列には扱いません。
復旧したら、エラーになった会計・保留中の受付・現金へ変更した会計を照合します。再決済と最初の決済が両方成立していた場合は、利用サービスの取消・返金手順に従って対応してください。